地方を見ると2008年07月22日 22時05分10秒

最近は地方へ行くことが多く、いろいろな所を見ることができます。
とは言っても、仕事が終わればホテルへ戻るか、次の場所へ
移動になって、ゆっくりと見ているわけではないのでが・・・

新宿から郊外に向けて15分電車で移動したところ。
若い人、特に学生で駅は混雑。
駅の周りの商店も賑やかで活気があります。

名古屋駅そのものは大変混雑していますが、
電車で10分離れると、少し落ち着いてきます。
人の数も店の数も少なくなります。

前橋駅前はスーパーとコンビニが1件づつあるだけ。
ちょっと意外でした。
駅前はビジネスの中心ではなく、駅から10分ほど離れたところが
繁華街で、たまたま七夕祭りを見たが、実に寂しい。

金沢駅から30分ほど郊外へ行くと、電車は30分に1本で
駅の周りには、コンビニとかレストランもありません。

仙台駅前は賑やかでした。新しいショッピングセンターが
オープンするようです。

いろいろな所をみて感じたことは、都市と地方の違いです。
地方では衰退した場所も。いわゆるシャッター通り。
地方との格差が話題になっていることを実感しました。

研修のグループ演習で、「時間内に結論をだすように」と
時間を守る意識を強くもって実施しています。
われわれのビジネスは「時間のビジネス」だと言っています。
しかし、地方の駅のベンチに腰をおろして30分間電車を待っていると、
今までのように、あくせくと動いていたのが間違っていたのではないかと思うほど、時間がゆったりと流れる感じを強く受けるのです。

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プロフェッショナルマインド2008年07月06日 22時30分56秒

 「プロジェクトに求められるプロフェッショナルマインド」を実施しました。
 プロフェッショナルに必要な、責任感や倫理感を事例を見ながら醸成する研修です。
 他の研修会社のメニューにはないユニークな研修です。

この研修の結論は、個人の意識の改革であり、職場の風土の改革です。
 つまり、プロフェッショナルとしての自覚を持って行動すること、「ねつ造」や「隠ぺい」の組織を、社会的責任を果たす、誠実な風土に変革させようということです。

 ここで、質問が出ます。
 どうやって、組織を変えたら良いか? よい方法はないか?

 回答は、「あなたが変わるのです」。
 組織が変わるのを待つ、上の人が何か言うのを待つのではなく、あなた自身が行動することです。

 この、研修に参加したことそのことこそ、組織の中であなたが一番の先駆者です。
 あなたがやらなければ、何も変わりません。
 まずは、できることから。なんでも、できることから実行してはどうでしょう。
 きっと、やりがいのある充実感のある行動になると思います。
 だって、後ろめたいことをしているのではなく、正しいことをやっているからです。
 
 誠実な行動は、あなた自身を勇気づけ、回りの人はあなたを見直すでしょう。
 それは、研修の中に出てきた事例が証明しています。
 まずは、あなたが実行することです。

 今、しているその行動を家族に話せますか?
 家族に話せない行動でしたら、きっとどこかがおかしいのです。 

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ファシリテーションを実践した女性2008年06月30日 05時46分54秒

 若い富士通SE向けのマネジメント研修を実施しました。

 うれしかった話です。
 この、マネジメント研修では、グループ演習があります。
 6名がグループになって、今回の課題は「品質問題」を検討します。
 事例をベースに、品質の問題と原因そして対策を策定します。
 このグループ演習で、白板を背にして大変すばらしいファシリテーションをしてくれた女性がいました。

 まず、彼女は、1時間の演習時間の進め方とスケジュールを説明します。そして役割と担当を決めます。
 メンバーの名前を呼びながら意見を聞きだし、内容を確認してキーワードに赤い下線を引きます。
 意見に番号を付け、見やすさを高め、メンバーの理解を深めます。
 そして、白板いっぱいに意見を引き出すことができました。

 他の4グループの結果と比べても、圧倒的に内容が充実していました。
 
 演習後に、私は彼女に確認をしました。
 「ファシリテーションの勉強をしたか?」
 彼女の答えは、現在、富士通が必須研修で実施している「ファシリテーション研修」を受講したとのことでした。
 私もその研修の講師の一人です。

 「ファシリテーション研修」を受講したことで、白板の前でメンバーを仕切り、たくさんの意見を引き出すことができました。
 受講内容を理解して実践できた彼女の高い能力もありますが、私は、“研修の成果”として素直に喜びたいと思います。

 「ファシリテーション研修」については、今、量的にも質的にも力を入れている研修です。
 研修を受講したSEが、現場で「ファシリテーション」を意識して、どんどん実践して効果的な会議を運営しているのでは、と勝手に良い想像をしているこの頃です。

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なぜ新人に研修を続けるか2008年06月20日 06時10分29秒

 新人教育を実施しました。
 新人にファシリテーションスキルを研修する。
 2つのクラスを実施し、約70名の新人と4日間過ごしました。

 新人からは、エネルギーをもらいまいた。
 毎度のことですが、若い人との研修では、マネージャークラスと比べると疲労感があります。
 疲労感はありますが、講師はエネルギーと気づきを得ることができます。

 新人教育は3ケ月以上と長期にわたって実施します。
 新人の中には、早く現場へ出て活躍したいと思っている人もいるでしょう。
 しかし、まだ研修は続きます。
 なぜ、まだ研修が続くか?
 それは、プロフェッショナルではないから。
 
 SEはITの専門知識を生かして、お客様に価値を提供します。
 その対価としてお金をいただきます。 
 新人は、ITのプロフェッショナルになるために、いろいろな研修を受けているわけです。
 
 はたして、研修を受講している新人は、「プロフェッショナルになるぞ」という意識を持って、研修に参加しているか?
 
 今回の研修で強調したのが、この「プロの意識」です。
 プロのツールとして「ファシリテーションスキル」を身につける。
 プロはいろいろはツールを駆使して、効率的に合理的に物事を考え実施する。
 このプロのツールを身に着け、プロとして活躍する。
 そのために、研修でしっかりと勉強しよう。
 こんな発想で、目的意識をしっかり持って研修に向かうように強調したのです。

 新人は、明るく元気で、挨拶がすばらしい。
 新人から学んだこと、「私も明るく元気に、挨拶をしっかり進めるようにします」  

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マネジメント研修2008年04月28日 08時22分17秒

 先週は富士通SE向けのマネジメント研修を2回実施しました。

 マネジメントの研修ですから目的や目標の設定が重要であることを強調します。
 若い人には、特に目的や目標の重要性を確認させます。
 まずは受講簿に研修の受講目標を記述してもらいます。
 あえて、強調して目標を書くように指導します。
 「必須研修だから」「上司に言われたから」と書くことは目標ではないことを言います。

 目的や目標を強調することで、「何のためにこのプロジェクトを進めるのか?」「何の目的でこのシステムを開発しようとするのか?」といったことを再確認するように働きかけます。

 この研修は、アソシエイトの必須研修になっていますから、職種がシステム開発SEのみでなく、開発経験のない社員も出席します。
 運用担当や共通支援部門などの担当者は、システム開発についての用語がわからないことがあります。
 そこで専門用語については、あるいは一般的な用語であっても、理解を深めるために言葉の意味あいを共通認識することにしています。

 具体的には、その用語を聞いたことがあるかを問いかけ、その意味合いを質問します。
 質問に対しての回答が正しければ、ちょっとおおげさに褒めます。
 回答が間違いであれば、惜しかったことを強調します。

 特に、一般用語の質問はなかなか回答ができません。
 たとえば「プロジェクトとはなんですか?」の問いは、なかなか言えません。
 でも、キーワードを引き出すように誘導すれば、何かしらの答えは出てきます。
 辞書のように解説しようとすれば難しいのでしょうが、おばあさんに解説するようにイメージできるキーワードを並べれてまとめればなんとなく正解に近くなります。
 
 質問に対して積極的に回答する人は稀です。
 ですから、私はネームプレートを受講者に作成して机の前に置いてもらいます。
 受講者のしぐさを見ながら、名前で問いかけ、回答を引き出すようにしています。
 1つの質問に対しても一人だけでなく、何人かの受講者に問いかけ、研修での発言の機会を増やすように心がけています。
 
 20数人の受講者の中には、通常1割程度の2~3人くらいは、研修に乗ってこない人がいます。
 ジョークでも笑わず、アンケートでは余談が多いとコメントする人です。
 これらの受講者への効果的な対策は今のところはできていませんが、やはり発言のチャンスを与えることがもっと必要かもしれません。

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