「マンデー・モーニング・リーダーシップ」その72009年07月01日 20時57分23秒

図書の紹介のつづきです。
「マンデー・モーニング・リーダーシップ」
 デビット・コットレル著 齋藤慎子訳
 東洋経済新報社 2009年2月26日発行

7回目の月曜日

リーダーとしての君の仕事は、チームのみんなのやる気バケツをいっぱいにしておくことだ。

部下の一人ひとりが自分の仕事でさらに力を発揮できるよう、手助けするのが君の職務だということだ。
部下は自分の人生の一部を君に委ねているわけだから、彼らが個人的にも仕事の上でも成長できるように力になれることが君の責任なんだ。
部下が最高の力を出せるよう、できるかぎりのことをすること。

※リーダーの役割は、メンバーのやる気に“風”を送ることですね。
仕事を指示するだけでなく、進捗のフォローをする。
作業環境の整備であり、進捗の障害を解決する。

やる気バケツを満タンにする一番の方法は、きちんとコミュニケーションをとること。
仕事に必要な重要事項を明確にすること。
部下に仕事のフィードバックを誠実にすること。
みんなのことやそれぞれの仕事ぶりを気にかけていることを伝えること。
チームとしてうまくいっていることをみんなに知らせること。

※やはりコミュニケーションが基本スキルですね。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html

「マンデー・モーニング・リーダーシップ」最終回2009年07月01日 21時49分03秒

図書の紹介のつづきです。
「マンデー・モーニング・リーダーシップ」
 デビット・コットレル著 齋藤慎子訳
 東洋経済新報社 2009年2月26日発行

8回目の月曜日(これで最後の月曜日です)

自分の可能性を潰してしまう手強い敵のひとつが、居心地のいい場所だ。

「恋はデジャ・ブ」という映画を見たかな?
ビル・マーレー演じる主人公が同じ日を何度も繰り返し経験する話だが。

※この映画を見ています。同じ映像シーンを繰り返すので、同じように演技しているのか録画なのか。
繰り返しに間違いがないかをついチェックしていた記憶があります。

実は、そんなふうに人生を送っている人はたくさんいるんだ。
毎朝起きてから、同じことをずっと繰り返している。
居心地がいいからだね。
それが死ぬまでずっと続くんだ。
人は「恋はデジャ・ブ」のように同じことをずっと繰り返す毎日を送る可能性がとても高いんだ。

自分の力を最大限発揮するには、居心地のいい場所で満足していてはいけない。
向上を目指し続ける必要がある。
居心地のいい場所から抜け出して「学びの領域」に入らなければならない。
「学びの領域」の三つの部屋は、
(1)読書室
    本を書いてくれた人の英知を活用する。
    毎日、本を読む時間をきちんととる習慣を身につける。
(2)傾聴室
    リーダーになると時間を割いて人の話を聞こうとしなくなる。
    社外のセミナーや会議に参加する。新しい情報により、もっと良い決断が下せる。
(3)提供室
    社会に還元することなくして成功はありえない。

人は一生学び続けなければならない、ということは誰もがあっさりと同意する。
だけど現実には、向上するための具体的な目標を立てない限り、何も変わらない。

目標は、自分のやる気を出すのに一番強い影響力を与える。
目標は自分が進むべき人生の航路なんだ。
それなのに、具体的な目標を立てる人は全体の5%に満たないし、自分の目標を紙に書こうをする人も5%に至らない。

※目標の重要性は成功者の多くが語っています。しかも具体的な目標であり、その目標を毎日眺め、その目標のために、今なにをすべきかを確認することを繰り返すのです。

最後のアドバイス。
いつも前向きでいること。もちろんこの先どこかで、またがっかりくることもあるだろう。
とにかくあきらめないことだよ。
世の中はそう楽観ばかりもしていられない。
不都合なことはどんな善良な人にだって起こる。

※著者はゴルフの例を示す。ゴルフを通じて、リーダーシップはもちろん、人生についても多くのことが学べる。同感です。私もゴルフから学び続けています。

肝心なのは「納得のいかないことが起こるだろうか」ではなく、「何が起ころうと、どう対応するかの用意があるか」だ。

人生のほとんどは、考え方、それと人生が投げかけてくるものに、どう対処するかにかかっている。
人生はいいものだ。
たとえ状況が最悪に思えるようなときでも。

※自分がどう対処するかです。他人ではないのです。
私が、良く自分に問いかけるセルフは、「殿、ご決断を!」

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html

「IT Japan2009」見聞録2009年07月04日 22時54分12秒

「IT Japan 2009」の講演見聞録

このイベントは3日間の日程ですが、業務の都合で最終日の1日のみ参加した。
2009年7月3日(金)場所はホテルニューオータニ。

日本の企業の社長が次々と講演する。
3日間の大トリは、三菱総研理事長で東京大学総長顧問の小宮山宏氏でした。
演題は「課題先進国日本の選択」。

経済危機の基本構造を解説する。
先進国は需要が飽和し、途上国は潜在需要がある。
米国は、先進国であるが移民などがつづき途上国の要素もある。
経済を成長させていく鍵は、先進国が新産業を創出すること。

キーワードは、「有限の地球」「高齢化社会」「爆発する知識」。
日本はすでに高齢化が進んでいるが、中国、インドも2050年には高齢化へ入る。

日本は50年前の産業の成長により環境汚染の問題が発生した。
環境回復を課題として様々な対応をした結果、見違える環境を取り戻した。
(50年前と現在の風景を写真で示す)
火力発電の硫黄酸化物排出効率が日本が世界に比べ10倍以上も効率的。
また、エネルギー効率もセメント生産での国際比較をしている。
このように、日本は環境回復の課題に早くから取り込み、先進的に効果を出している。

日本のエネルギー消費は、「ものづくり」と「エネルギー変換(発電)」と「日々のくらし」に分けられる。
「エネルギー変換」は、「ものづくり」と「日々のくらし」に使われるので、結局は、「ものづくり」と「日々のくらし」に分けられる。比率は45%対55%。

とるべき戦略は明確で、日々のくらしでエネルギー消費を削減する。
家庭の用途別のエネルギー消費は、冷暖房、給湯が6割近く。
この冷暖房と給湯は80%減らせる。

エアコンのエネルギー消費効率は90年ころの2倍、2050年には4倍になる。
自動車の燃料消費量も、ハイブリッドや電気自動車対応などで、10分の1になる。

自宅で実験した。ヒートポンプや断熱、新しいエアコン、ハイブリッド乗用車、太陽電池で8割カットできた。
コストは12年で償還できる。

断熱のための2重窓ガラスや太陽光発電などの工事を「自立国債」による初期投資の負担を軽減させる提案をしている。
各家庭での工事は国が実施してくれる。
エネルギー効率がよくなるので、効果が国債の返済につながる。
巨大なリフォーム産業が立ちあがる。

日本は課題先進国だから、目標を設定さえすればどんどんと進むことができる。
世界の先頭に立つ勇気を持とう。

※この講演が一番受けていた。話題が身近であり、写真やグラフで比較する。
自宅で実験した結果を話すから説得力がある。
解決策の自説を力強く話すのでさらに説得される。
自分も省エネができると信じ込まされる。
ちょっと省エネの投資してもきっと回収できると信じることになる。
プレゼンテーションのテクニックとしても参考となった。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
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北陸の旅(福井県立恐竜博物館)2009年07月22日 21時56分34秒

ミクロラフトル・クイ
金沢へ出張したついでに、海の日の祭日三連休を利用して北陸方面の旅をした。

まずは、石川県の金沢から隣の福井県へ。
福井県は「健康長寿」をスローガンとしている。
最初の訪問場所は、「県立恐竜博物館」。
市街からは30Kmほど山へ入ったところ。
山に向かっていくと銀色のドームが見えてくる。
このドームが「県立恐竜博物館」。

今もこの近くの勝山市では恐竜の化石を発掘している。
勝山市で発掘した恐竜化石は全国の8割を占めている。

今年の特別展のテーマが「恐竜は花を見たか?」。
教科書や図鑑で見たような、植物や種子、小動物の化石を展示している。
大理石のような石になった木などは実施に手で触れることができる。
小さい虫などは虫眼鏡も備えつけてあるので親切である。
きれいなのは、透明の琥珀の中に閉じ込められた虫。
この虫の形が完璧に残っていると価値観が高そう。

化石に閉じ込められた生物のDNAを再生すると、
「ジェラシックパーク」のストーリーになる。

写真は白亜紀前期の化石。これは中国産。
地球誕生が46億年前。生命誕生が40億年前。
白亜紀前期は比較的最近で約1億年前。
地球誕生からの時間を1年に換算すると白亜紀前期は12月23日頃。

因みに館内でのフラッシュはNGだが、写真撮影はOK。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html

北陸の旅(福井県立恐竜博物館)その22009年07月23日 21時05分36秒

金沢へ出張したついでに、海の日の祭日三連休を利用して北陸方面の旅をした。

「福井県立恐竜博物館」のつづき。

特別展を見た後は常設展へ。
常設展へは、長いエスカレータで降りる。
別次元へタイムスリップする感じ。
ドームの中は、近代的なビルの中の様子だが、
エスカレータの行先は恐竜たちの時代。

恐竜の骨格が何体も展示されている。
30体以上はある。
名前は○○サウルスといった感じで、違いは良く分からない。
「フクイサウルス」「フクイラプトル」という勝山市で発見された恐竜もいる。

骨格だけでない実物大の模型もある。
ジオラマ(情景模型)が当時の様子を再現している。
中には、首を動かす恐竜もいる。
映像も対面スクリーンがあって、左から右へ恐竜がジャンプする。
サウンドもそれなりに地響きがする。

恐竜の足跡の化石もある。

恐竜の顔は怖いが、頭部の化石を正面から見ると、なんと横幅の薄いこと。
したがって、脳みそは小さい。

写真はジオラマの一番大きな恐竜。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html