伊藤若冲に感動2009年11月12日 22時40分04秒

伊藤若冲に興味をもった。
きっかけは二週間前に見学した「皇室の名宝」。
国立博物館で開催されていた、天皇即位20周年を記念した展覧会。
この展覧会では、皇室ゆかりの宮内庁が所蔵する名宝が展覧されている。

狩野永徳の「唐獅子図屏風」、横山大観の「朝陽霊峰」、上村松園の「雪月花」などの近世の代表的絵画が展示されている。
これらの名品も感動的であるが、私は伊藤若冲の「動植綵絵」に特に感動した。
鳥、虫、魚、植物などをこまやかに描いた作品30幅が並べて展示されている。
細密な筆遣いは驚嘆する。

実は、若冲の作品は以前にも見学したことがある。
「鳥獣花木図屏風」
一センチ四方のモザイク状の八万六千個の升目に象の絵を描いてる。
変わった作風だと思った。
江戸時代に描く手法としては現代的なイメージで、デフォルメの思想が斬新的と感じたが、その時は圧倒的な感動はなかった。

今回は大いに感動した。
私は芸術には素人だが、「動植綵絵」は特別だ。
どうしたらこんな絵が描けるか。どれくらいの時間がかかるのだろうか。

伊藤若冲の本を数冊、図書館で借りた。
若冲は当時の模写を主とした画法を否定して、実際に鶏を庭に飼い、真摯な模写と写生から形成された技術を確立した。
ほぼ十年をかけ、花鳥画「動植綵絵」30幅を完成した。
その完成までの精神の集中と継続はいかばかりか。
 
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身延山久遠寺2009年11月20日 22時51分40秒

身延山久遠寺の紅葉と桜
山梨県の身延山久遠寺へ行った。
富士宮から富士川に沿って上がっていった。
目的は紅葉。
富士宮で私用があって、折角の機会だから身延山まで行くことにした。

身延山久遠寺は日蓮宗総本山でもある。
お寺で最初に見かけたのが、白装束の団体で、経を唱えながら歩いていた。

本堂へ向かう「三門」をくぐる。
「三門」は明治40年に再建されたもの。

「三門」を超えると、すぐに紅葉をみることができた。
でも、これだけ。そのとなりは桜?が咲いていた。

目に入ってきたのが、「菩提梯(ぼだいてい)」。
「菩提梯」は覚りに至る階段。
なんと、287段もある。
高さは104メートル。

最初の70段ほどを上ったところで、大変な階段であることがわかる。
振り返ると、急な角度で、下へ吸い込まれそうだ。

階段を進むと、朱色の「五重塔」が現れる。
平成21年5月に再建されたばかりだから新しい。

「報恩閣」「祖師堂」「本堂」そして「宝物館」を見学する。

ここは境内の「しだれ桜」が有名で、紅葉は時期がはずれたようだ。

写真は「三門」横の紅葉と桜?
 
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身延山久遠寺(写真集)2009年11月26日 09時15分51秒

山梨県の身延山久遠寺の写真集です。

最初に目にするのが「三門」です。
「三門」は、「空」「無相」「無願」の三つの門を経て、覚(さと)りに至ることから、「本堂」を「覚りの世界」に見立てて、本堂に至る正面の門を「三門」と言います。
三門
「三門」を過ぎると、大変な石段。これを「菩提梯(ぼだいてい)」と言います。
石段の下の人の大きさと比べると、階段の数の多さがわかる。
287段で高さ104m。
写真は階段の上の部分は写っていない。
菩提梯1
階段を上りきると、正面に見えるのが、「本堂」です。
地下には「宝物殿」があります。
本堂
左側には、「五重塔」があります。
手前の屋根は「大鐘」です。
五重塔2
本堂の右側にあるのが、「祖師堂」です。
祖師は「日蓮聖人」ですから、祖師をお祀りするお堂です。
祖師堂2
「三門」近くの紅葉です。
三門近くの紅葉

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「Twitter革命」2009年11月27日 08時38分59秒

図書の案内です。
 「Twitter革命」神田敏晶著 ソフトバンク新書 2009年11月24日初版

 “Twitter(ツイッター)”は、最近マスコミが取り上げているので耳慣れてきた単語です。意味は“つぶやき”と訳され、「140文字のミニブログで従来のブログに比べて簡単なコミュニケーション手段である」とのことです。

 この図書は今月出版されたばかりです。他にも“Twitter”のタイトルの本が本屋さんの最前列に並んでいますが、“革命”というタイトルがついていましたので、購入する気が起きました。

 “Twitter”の利用者は、日本で約200万人(2009年8月)、世界で約6000万人のようです。Googleの利用者数が8億4000万人だから、まだ7%程ですが、実数は数字以上でかつ増加の勢いは大変なようです。
 
 従来のブログとの違いは何か? 従来は、ブログへアクセスしてメッセージを読むことになります。自分から探しに行きます。これを「究極のセルフサービス」と言っています。
 “Twitter”は、欲しい情報が向こうからやってきます。(リアルタイムで)
 自分の都合の良い時にアクセスすると、自分が“フォロー”している誰かが何かを“つぶやいている”。
 ユーザ間で他人の書き込みを自分の発言の中に再掲載することで、ものすごい速さでネットを駆け巡ることになります。
 「自分の側から見える社会」で、“Twitter”を通して自分を中心とした世界が広がるということです。

 140文字の制約があります。したがって、本格的な文書を書くことは無理です。(“つぶやき”だから)
本格的な文章は“ブログ”上に書き、“Twitter”は、その導入剤とします。
 いずれにしても、新たなコミュニケーションのツールが一つ増えたということです。

 そこで実証実験として、とりあえず“Twitter”へ参加しました。フォローしてください。
 ユーザー名 tsuchiiyokohama
 https://twitter.com/tsuchiiyokohama
 
(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
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「そうだ 京都、行こう」(その1)2009年11月30日 13時21分05秒

「そうだ 京都、行こう」

 思い立ったのは、前々日。
 実は、滋賀県甲賀市の山奥にある「MIHO MUSEUM」で、伊藤若冲の「象と鯨図屏風」を見たかった。
 しかし、横浜から甲賀の美術館へ行くだけでは、動機としては低い。
背中を押してくれたのは、テレビの京都の紅葉と国宝「青不動明王」の御開帳だった。
1144年創建以来初めての御開帳。見逃すわけにはいかない。
それに、紅葉も。
 動機は十分。インターネットで京都駅の近くのホテルを予約した。

 国宝「青不動明王」御開帳のURL
 http://www.shorenin.com/gokaicho/

 11月28日土曜日、深夜3時に横浜を出発。ひたすら京都を目指す。
京都東インターへ下りたのは、8時すぎ。渋滞なしで高速道路は順調だった。
ETC料金1300円はありがたい。(ちなみに通常料金では10000円弱)

 インター降りてからが渋滞。京都市内の渋滞は想定内。
 早速、「青不動明王」に会いに、「青蓮院」へ。

入口で驚くのが、天然記念物の大きな楠の木。道沿いに4本。境内に1本。

青蓮院の大楠木
青蓮院の大楠木
青蓮院の大楠木
青蓮院の大楠木