「マンデー・モーニング・リーダーシップ」その52009年06月01日 08時17分04秒

図書の紹介のつづきです。
「マンデー・モーニング・リーダーシップ」
 デビット・コットレル著 齋藤慎子訳
 東洋経済新報社 2009年2月26日発行

4回目の月曜日

誠実さはリーダーシップをとる上で最も大切な資産と考えて、しっかりと守らなくてはいけない。誠実さとはそういうものだ。

※“誠実さ”は、組織にとっても、リーダーにとっても、人にとっても本当に重要な財産です。
偽装事件など、いろいろな不祥事が事件が起きていますが、いきつくところは“誠実さ”がなかったことに起因しています。
今、企業が“コンプライアンス(法令遵守)”などといっていること自体が、“誠実さ”の無かったことの証明です。

正しいことを行うのは必ずしも簡単ではない。
それどころかとても難しいことがよくある。
それでも忘れてはいけないのは、正しいことを行うのはいつだって正しい、ということ。

リーダーのすることは何から何まで重要。
みんながじっと見ていて、正しいことを行ってくれるのを頼りにしている。

※リーダーは背中を見られている。リーダーの行動や発言は部下の行動や信頼に影響する。
政治家に対する世間の信頼は正にその行動言動による。

問題を解決するただひとつの方法は、原因にじかに当たって、「問題そのものを解決する」こと。
危機が明らかになるずっと前に、行動計画を立てておくべき。

※計画の重要性を言っている。トラブルが起きてからあたふたするより、事前に想定した対応策を考えておく。
コンティンジェンシー計画(危機管理、予備計画)が必要。

5回目の月曜日

会社で一番大切な宝は、チームにふさわしい人間がいること。
チームにぴったりの人材がいれば、うまくいく公算は大きい。
会社が一番足を引っ張られるのは、チームにふさわしくない人間を抱えること。

リーダとしてすべき一番重要なことは、ふさわしい人材を採用すること。

※人の空きを埋めようとして、基準をさげて採用してはいけない。と言っている。
この本では人の採用面からの示唆も記述している。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html

「マンデー・モーニング・リーダーシップ」その62009年06月02日 20時49分33秒

図書の紹介のつづきです。
「マンデー・モーニング・リーダーシップ」
 デビット・コットレル著 齋藤慎子訳
 東洋経済新報社 2009年2月26日発行

6回目の月曜日

時間の上手な使い方は二つしかない。
やることを減らすか、もっとてきぱきとやるかだ。

君の時間は君の責任。大事なことができないとしたら、その問題を何とかできるのは君しかいない。

ストレス、不安、憂うつを引き起こす主な原因のひとつは、人生が思うようにならないと感じることにある。

時間を有効に使いたければ、ここで一分、あそこで五分、というようにわずかな空き時間を見つけていくこと。

時間を貯めこむことは誰にもできない。
人はみんな同じだけの時間をもっていて、一分たりとも次の日に持ち越すことはできない。

時間の使い方には、重要なことをするか無意味なことをするか、そして適切なやり方でするか不適切なやり方でするか、がある。

リーダが時間の改善につながる分野は三つある。優先順位づけ、作業の中断、会議。

時間管理の達人がみんないっている。「書類に目を通すのは一度だけ」

計画を立てるまとまった時間を毎日とる。

机の上をきれいにする。

メール処理を管理する。メールを処理する時間をスケジュールに組み込む。

会議を始めるときは、必ず重要事項から話し合う。

※今回は時間管理の方法でした。いままで良くいわれていることですが、あらためて確認してみたいことです。

(株)ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷政則
YTMC http://www.ne.jp/asahi/ytmc/home/index.html